ALC外壁ひび割れの原因 千葉市 #27
ALC外壁のひび割れは、住宅の耐久性や美観に影響を与えるため、その原因を知り、適切に対処することが大切です。ALCは軽量気泡コンクリートの略で、軽量で断熱性・耐火性に優れている外壁材ですが、その構造ゆえにひび割れ(クラック)が発生しやすいという特徴もあります。
■ひび割れが発生する主な原因
・乾燥収縮
ALCは内部に多くの気泡を含んでいるため、水分を含みやすい性質があります。
施工後に水分が蒸発して乾燥すると、収縮が起こり、細かいひび割れ(ヘアクラック)が発生することがあります。特に新築時や塗り替え直後によく見られます。
・経年劣化
◎塗膜の劣化: ALC自体は吸水性が高いため、表面に施された塗装(塗膜)によって防水性を保っています。この塗膜が紫外線や雨風によって劣化し、剥がれたりひび割れたりすると、ALCパネルが直接水にさらされ、劣化が進行します。
◎シーリングの劣化: ALCパネルとパネルの継ぎ目には、建物の揺れを吸収し、防水性を確保するためのシーリング材が充填されています。このシーリング材が経年劣化で硬化し、ひび割れや剥がれが生じると、その隙間から雨水が浸入し、ひび割れの原因になります。
・建物の揺れや外部からの衝撃
◎地震や風の影響: ALCは軽量ですが、揺れにはそれほど強くありません。地震や強風による建物の揺れで、パネルの継ぎ目や表面に力が加わり、ひび割れが発生することがあります。
◎施工時の衝撃: 何かがぶつかるなどの外部からの衝撃によって、部分的にひびが入ったり、欠けたりすることもあります。
内部の鉄筋の腐食 ALCパネルの内部には、強度を保つための鉄筋が組み込まれています。ALCは吸水性が高いため、ひび割れから雨水が内部に浸入し、鉄筋が錆びて膨張すると、その圧力でパネルが内側から破壊され、ひび割れや表面の剥がれ(爆裂)が発生することがあります。これは、雨漏りや建物の構造に重大な影響を及ぼすため、特に注意が必要です。
・施工不良
下地処理の不備: パネルを固定する下地が適切でなかったり、固定が不十分であったりすると、パネルに余分な負荷がかかり、ひび割れにつながります。
目地幅の不適切: ALCパネルの目地幅が狭すぎると、パネルの収縮や膨張を吸収できず、ひび割れの原因になります。
■ひび割れを放置するリスク
建物の構造材の腐食
雨水が浸入することで、柱や梁などの構造材が腐り、建物の耐久性や寿命が著しく低下します。
内部の鉄筋の爆裂: 雨水による鉄筋の腐食で、外壁が内側から崩れる「爆裂」現象が起こり、建物の安全性が損なわれます。
カビやシロアリの発生: 湿気がこもることでカビが発生し、健康被害の原因になったり、シロアリを呼び寄せたりするリスクが高まります。
ALC外壁のひび割れは、たとえ小さくても放置せずに、千葉市内の専門の業者に相談し、適切な診断と補修を依頼することが重要です。特に幅が0.3mmを超えるひび割れは、早急な対処が必要です。 以上です
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2025年11月06日 13:59
