雨漏りリスクの見逃しを防ぐロープアクセスによる「全方位点検」#10

雨漏りの発生箇所が「予想外」の場所に及ぶ理由
雨漏りは屋根や外壁からの浸水だけではありません。
建物の内部構造や見えない部分にも、雨水の経路が広がる可能性があります。
法人建物では、以下のような「予想外」の箇所で雨漏りが発生するケースが多くあります。
・窓枠やサッシの接合部
雨水が微細な隙間から浸入することがあります。
・通気口や換気扇周り
気密性が十分でない場合、雨水が侵入します。
・屋上と外壁の接合部
防水施工が不十分な場合、雨水が建物内部に流れ込むことがあります。
こうした「見えない」部分のリスクを正確に把握するためには、全方位的な点検が必要です。
ロープアクセス技術は、このニーズに応えるための最適な手段です。
ロープアクセスが可能にする「目視確認の限界突破」
従来の調査では、足場を組むことで確認可能な範囲が制限されることがありました。
しかし、ロープアクセスを活用することで、以下のようなメリットが得られます。
1.あらゆる角度からの点検
建物の突き出た部分や隅など、通常アクセスが困難な箇所も調査可能。
2.特定箇所への集中調査
雨漏りの原因が疑われる箇所にピンポイントで接近し、徹底的な調査を実施。
3.迅速な原因特定
効率的な移動が可能なため、短時間で広範囲の点検が行えます。
外壁点検だけでないロープアクセスの応用範囲
ロープアクセスは外壁の点検に限らず、以下のようなさまざまな場面で活用されています。
・屋上の防水施工チェック: 防水層の亀裂や剥がれを直接確認。
・窓ガラスやサッシ周辺の点検: 雨漏りの主な原因となる接合部を目視で検査。
・排水溝やドレン周辺の清掃と調査: 雨漏りを引き起こす詰まりの早期発見。
事例紹介: 全方位点検による早期解決の実例
ケース: 外壁の微細な傷から屋内への浸水
ある商業ビルで、雨天時に突然天井から水滴が落ちてくる事象が発生しました。
ロープアクセスによる外壁の全方位点検を実施したところ、見えにくい位置の微細なひび割れが原因であることが判明。
適切な補修により、雨漏りが再発するリスクを大幅に軽減しました。
雨漏りリスクを回避するためのポイント
法人建物において雨漏りリスクを最小限に抑えるためには、以下の点を意識することが重要です。
1.定期的な専門調査
目に見えないリスクを早期に発見するために、最低でも年1回の外壁点検を実施することが推奨されます。
2.気になる箇所は早期対応
シミや水滴を確認した時点で、すぐに専門業者に相談することで、大規模修繕を回避できます。
3.長期的なメンテナンス契約
定期点検と適切な修繕を組み合わせたプランで、建物を常に最良の状態に保つことが可能です。
まとめ
雨漏りの原因を早期に発見し、迅速に対処することで建物の寿命を延ばし、修繕コストを削減することが可能です。
ロープアクセス技術は、雨漏り対策における効率性と正確性を両立した方法として、多くの法人建物で採用されています。
雨漏りでお困りの際は、ぜひ当社の全方位的な点検サービスをご利用ください。プロの技術者が最適な解決策をご提案いたします。